波紋第1章 波紋を知る

1−1 波紋の定義

1−1−2 行為

2006/8/5
by 波仙人

静まった池の水面に石を投げると円が広がる。それが 波紋である。 物事や人の行為にも波紋がある。その為に人はよく注意を払わなければならないのである。 なぜ注意するのかと言うと善意の行為が知らずに他人に迷惑になっている場合がある。 また知らないうちに人を傷つけている事があるからである。いわゆる予期しない事が起こるからである。 その事が善い結果をもたらすか、または悪い結果をもたらすかは判断するのは難しいものである。 それは、 波紋の捉え方によるからである。 つまり 波紋を人がどのように捉えるかによって変化する為である。 その事で波紋を一言では決められないものにしているのである。  善意の行為が及ぼす影響は、はかり知れないものである。ましては、それが悪意の行為によるものだったら一体どうなるのであろうか?。 水面に出来た波紋のようにあらゆる方向に伝わっていくのである。更にその波紋は驚く程早く広まって行くもので、 当に信じられない速さなのである。そして悪い事は、自分達予期出来ない所まで広がり、対応出来なくなってしまう点であろう。 だが、気付かなければならないのである。悪の行為をした時点に既にその災いが振りかかっているのである。 それは水面に石を投げた時に跳ねた水しぶきが顔にかかっている点である。 悪い行為をすれば、それが何倍にもなって災いとして自分自身に振りかかる事をけして忘れてはいけないのである。 「ばれて困ることは、しない」 この言葉に全てを言い表されているのである。己の行為に対して責任を持てという事になるのだ。

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